秋といえば2015年09月12日 00:15

 酒のつまみを買うために,三日に二日はスーパーへ行く。多くのスーパーでは,入り口を入ってすぐのスペースを季節ものの商品展示に使っている。

 自分がよく行くスーパーは入り口が二つある。一方ではグリーンと紫の2種類のマスカットが鼻の奥をくすぐる芳香を放っている。もう一方では,オレンジと黒の対比が鮮やかなかぼちゃお化けが「trick or treat」で出迎える。

 残暑を感じる間もなくいきなり涼しくなった空気と相まって,秋が一気に目の前にやってきた感じがする。秋は一番好きな季節なのでうれしい。

 しかし,スーパーで秋を感じさせるものは,これだけではない。入り口脇に陣取った,大鍋,薪,紙どんぶりなどからなる「芋煮セット」の登場こそがその本命だ。

 ご存知の方も多いと思うが,「芋煮」は豚肉または牛肉と,里芋をメイン食材として,味噌や醤油で味付けした鍋だ。他に,こんにゃくや白菜,ねぎは定番として,干しエビを入れたり,スルメを入れたり,人によって好みの風味を加えて楽しむ場合もある。

 ちなみに,豚肉と味噌の組み合わせは仙台風,牛肉と醤油の組み合わせは山形風と呼ばれている。高く澄んだ青空の下,気心の知れたみんなと囲む「芋煮」は,秋ならではのわくわくイベントである。現在,職場の仲間と計画中。

 …そういえば,ここ宮城と隣の山形では季節の風物詩となっている芋煮会が,他県ではほとんど行われていないと聞いた。どうしてこの2県だけで風物詩と化したのか,興味深いところである。