iPhone6+をiOS10にアップデート2016年09月18日 01:51

 僕の使うスマホはiPhone6+だ。先日,鳴り物入りのiOS10が配布されたので,アップデートしてみた。アップルのサイトやブログ等では,すでに多くの記事が紹介されており,変更点のあらましは把握していたつもりだった。しかし,大規模なアップデートという宣伝を聞きつつも,僕の普段の使い方にはあまり関係ない印象を持っていたため,たいして期待もせず,軽い気持ちでアップデートをした。

 そして,それは僕の認識不足だったことを知った。これまで使っていた機能の端々に起きた小さな変化は,使い勝手において大きな変化だった。なんと使いやすくなったことだろう。痒い所に手が届くとはこういうことだと思った。たくさんの便利さに彩られたアップデートの中から,今回は3点について紹介したい。

1 スリープ解除とロック解除の変更
 iPhoneを持ち上げてスリープ解除,ホームボタンを押してロック解除という仕様になった。そのため,机に置いたiPhoneは,手に取ると勝手にロック画面が表示され,Touch IDであるホームボタンを押すことで起動が完了する。

ロック解除画面
■持ち上げるだけでこの画面が表示される。通知があればここに表示される。

 iPhoneを手にとってホームボタンを押すという動作は,これまでと同様なのだが,持ち上げた時にロック画面が表示されることで一連の流れが生まれ,不思議と気持ちがよいのである。また,曲をかけている時は曲名とコントローラーが,通知がある場合は通知内容が,持ち上げるだけで確認できることになり,これまでのようにスリープボタンやホームボタンを押す必要がなくなった。たったワンアクション減ることで,これほど快適さが増すものかと意外に思えるほどだった。

 ホームボタンを押してロック画面を解除できることは,特にTouch IDを搭載しない僕のIPadにおいて使い勝手の向上に繋がった。これまでは,1ホームボタンを押してスリープ解除,2画面をフリックしてロック解除,3パスワードを入力,という3アクションが必要だった。iOS10からは,1ホームボタンを押してスリープ解除,2ホームボタンを押してロック解除,3パスワードを入力となる。アクションとしては3アクションで変わらずなのだが,実質は1と2はダブルクリック的なワンアクションなので,実感は2アクションで済む感覚なのだ。

2 「ミュージック」アプリの操作性向上
 僕が一番使うアプリ「ミュージック」が,大きく使い勝手を向上させた。一覧性が増したり,ジャケットが見やすくなったりしたことで操作性が上がったことがうれしい。

ミュージックライブラリ画面
■ライブラリ画面はこんな感じ。文字が大きくなったことも目を引く。

 まず,ライブラリの中にあるプレイリスト,アーティスト,アルバム,曲,ダウンロード済みなど,曲の検索方法が最初から見られるようになったことだ。前回までメニューを開く方式だったので,ひと手間減ったことになる。

 次に,ジャケットが大きく横2列で縦にずらりと表示されるようになったことだ。そのため,分かりやすくて探しやすくなった。ちょっとした違いなのだが使い手の感覚としては気持ち良く操作できるようになった。

3 「ミュージック」で歌詞表示

ミュージック歌詞表示

 「いい曲なんだけど,歌詞がうまく聞き取れなくてもやもやする」という経験はこれまで少なくなかった。そんな時はめんどうに思いながらもググって歌詞を探していた。これからは,再生しているその画面で歌詞を確認することができる。そのため,好きな曲を一層味わえるようになると思う。だからこそ,これは本当にうれしい機能だ。
※ただし,全ての曲で歌詞が表示されるわけではなく,対応しているものに限る。Apple Musicの曲であっても歌詞を表示しないものがある。今後の対応に期待。

 今回のアップデートによる恩恵はまだまだあるのだが,今回は毎日触れる3点についてのみ書いた。iPhone使いの人でまだアップデートしていない人は,今すぐにでもアップデートして快適さを味わうべきだと思う。

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