Apple Watch Series2を求めて(前編) ― 2016年09月20日 07:12

この間からApple Watchを欲しい気持ちが治まらない。ふわふわと落ち着かない気持ちを抑えようととWebでApple Watchの情報を眺めていても,全く気持ちは鎮まらない。それどころか,もう購入する気持ちが増すばかりである。
さて,もし購入するとなれば,決断しなくてはいけないことが二つある。それは,本体のサイズと色だ。僕のWeb探索は,途中からこの決断を下すための情報収集に変わっていた。
サイズは38mmと42mmの二択。カラーはスペースグレイ,アルミシルバー,ステンレスシルバーの三択だ。
シルバーは二つあり,アルミシルバーはつや消し,ステンレスシルバーは金属光沢があるものだ。(スペースグレイとアルミシルバーは材質がアルミである。正確には,ステンレスシルバーは材質を選択することなのだが,見た目という意味で大差ない)
しかし,サイズと色,これは難しい問題らしい。Web上では,人の気も知らないでみんな好き勝手なことを言っている。
まず,サイズ。画面サイズの大きさから,見易さと操作性では,42mmに軍配があがることは明らかだ。しかし,腕につけている写真を見ると,42mmはいかにもごつい。真上から見ればしっくりきているようでも,斜めや横から見たときの異物感は隠せない。普通の腕時計のように腕に馴染んでいる感じがどうしてもしない。一方,38mmの方は,相対的に違和感が少ない。
理由はApple Watchの厚みからくるものと思われる。バンドがつながる部分と手首の間に隙間があり,ぴったりとフィットしていないので浮いて見える。42mmの場合,それが顕著なのだ。
サイズ問題についてWeb上で見られた意見は,例えば次のようなものだ。
・男は黙って42mm
・手首周りが170mm以上なら42mm。以下なら38mm
・42mmはアメリカンな人のもの。日本人は38mm
・実用性重視なら42mm,ファッション重視なら38mm
そんな中「38mmで考えていたけれど,試着してみたら42mmがしっくりきた。実際につけてみると違和感がない。可能なら試着してから決めるべき」という意見もちらほら見られた。なるほど,写真と実物の印象は全く違うということらしい。
次に,カラー。僕が今つけている腕時計は,ステンレスシルバーだ。そのため,腕時計というとステンレスシルバーというイメージが焼きついてしまっている。この色はガジェットとしての高級感も持っていて好ましい。
Apple Watchでこれを選択した場合の問題は代金だ。他の2色より2万円も上昇することになる。これはでかい。なので,アルミシルバーとスペースグレイが良いものであれば,このどちらかを選ぶ。これも写真だけでは決め手に欠ける。
そういうわけで,Apples Storeに出向いて試着してみることに決めた。
店に入ると,前回同様たくさんの人の波。それをかきわけ,Watchコーナーに行くと,そこにはほとんど人がいない。今日は,ガラスケースの中の展示品だけで,触れるWatchが置いていなかった。そのため人が集まっていないのだろうかと思った。試着目当ての僕には幸運なことだ。
近くにいた店員さんに声をかけ,試着させてもらう。ステンレスシルバーの42mmと38mm。左手首に付けてみると,写真で見たときとは印象が全く違った。大きいと思っていた42mmがしっくりくる。逆に,コンパクトでオシャレっぽかった38mmが小さく感じた。サイズは42mmで決まりだ。画面の見易さからも,腕につけたときのフィット感からも。
次は色だ。ステンレスシルバーの魅力は言うに及ばない。大事なのは,アルミシルバーとスペースグレイのつや消しコンビがどれだけかっこいいかだ。二つを並べてみて思ったのは,アルミシルバーのおもちゃ感だ。かわいさとクールさを持ち,魅力はあるが,大の大人にはちょっと物足りないような気がした。
一方のスペースグレイは,シックで落ち着いた雰囲気がある。これなら,スーツの袖の端に見えてもおかしくはないだろうと判断した。これで,決定した。僕が購入するApple Watchは,42mmスペースグレイだ。バンドは後で変えられるのでこだわらない。
在庫がないことは分かっていたので,店員さんに予約をお願いした。
つづく